WCCF CUP WINNER'S CUP The 8th
全国決勝大会レポート

全国決勝大会開催!

2013年12月1日(日)、東京東雲にある屋内フットサル場「ラモスフィールド インドア フットサル」にて、4年ぶりとなる公式大会『WCCF CUP WINNER'S CUP The 8th』の全国決勝大会が開催された。

朝9時30分の開場にも関わらず、なんと時間前から100人を超えるサポーターが集結。最後の戦いに臨む仲間を応援するため、あるいはトッププレイヤーの試合をその目で直に見るため、前回大会を大きく上回る来場者数が会場を埋め尽くす。さらに今回は、大会の模様がニコニコ生放送でも配信され、当日会場に足を運べないユーザーも一緒に観戦できる環境を用意。のべ6万3000人以上もの視聴者が、この大会に注目してくれた。

さて、開幕時間が刻一刻と迫り、会場全体が何ともいえぬ緊張感に包まれていくなか、決勝大会に先んじて行われたのは、データ対戦『JAPAN WINNER'S CHAMPIONSHIP』優勝監督たちによる最終予選。この予選は、10月6日(第46回)〜11月24日(第53回)の期間中にデータ対戦で優勝した監督に出場権が与えられ、正真正銘最後の1枠をかけて戦うというもの。参加する監督たちも気合十分!

試合形式はトーナメント戦による一発勝負で、負けた時点で即敗退。その緊張感に打ち勝ち、最後の切符を手に入れたのは、第49回優勝のよしい監督(※注/データ対戦優勝時の名前はサー・ルースヴェン監督)! これで、全国22エリアから勝ち上がってきた30人の監督たち、さらに前回The7th大会王者のカタマリ監督が加わり、全国決勝大会に臨む32人が出揃った!

ゲスト解説には『WCCF』開発チームから柏田プロデューサー、サッカーキング編集長の岩本義弘氏、さらにはサッカーゲームキングでお馴染みの女優大沢友里江さんとサッカーとバウムクーヘンをこよなく愛する声優の大坪由佳さんらを迎え大会に花を添える。

そして運命の時刻12時。『WCCF』シリーズのサウンドを手掛ける光吉猛修氏による国家独唱により、いよいよ『WCCF CUP WINNER'S CUP The 8th』全国決勝大会開幕!

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予選リーグ

いずれもエリア決勝を勝ち抜いてきた監督たちなので、誰が予選を通過するのか予想が非常に難しいところ。どのブロックも厳しいはずの予選リーグを全勝で勝ち上がったのは、AブロックのVingy監督、CブロックのKMK監督、そして大会当日に出場権を得たよしい監督の3名。それぞれの監督は、リーグ戦各試合で圧倒的な強さを見せつけ、余裕の予選突破。優勝への期待が一気に高まる。

注目の前回王者のカタマリ監督はDブロックに。初戦でまさかの黒星をつけてしまい、その影響で最後3戦目を勝たないと突破が難しい状況に追い込まれてしまう。だが、その不利な状況を見事覆し、苦戦はしたものの王者としての勝負強さを見せてくれた。

激戦の近畿Aエリアから出場を決めたメイキチ監督は、優勝候補の呼び声が高かったものの、3連続引き分けでまさかの予選敗退。点があまり動かない展開のなかで、どの試合でも点を取りながら勝ちきれなかったのが悔やまれるところだ。そんなメイキチ監督と同じ近畿、Bエリア代表ミッキー監督は、チャラ監督と勝点と得失点差で並び、総得点数1差というギリギリ首の皮一枚つなぐ予選通過を果たした。運を味方につけたミッキー監督、決勝大会という大舞台で一番大事なものを手に入れた瞬間かもしれない。

AからDブロックまでの試合が終わったところで、客席からは大きな歓声が沸きあがった。なんと、歴代『WCCF』シリーズの実況を担当している假野剛彦氏がサプライズゲストとして登場したのだ。渋い声での挨拶に、観客サポーターのテンションもより一層ヒートアップ!

その会場の雰囲気が後押ししたのか、続くE、Fブロックでは、どのブロックもこう着した展開の多かったなか、点の取り合いとなる激しい試合が増え始めた。その象徴ともいえる試合を見せてくれたのが、台風の影響で開催日が順延してしまった北関東Dエリア代表のアカマル監督。先制点を奪ったあとに退場者を出すも、数的不利をものともせず計3点を奪っての快勝。北関東エリアは、A〜Dまでの4人全員が決勝トーナメントに進み、北関東エリアのレベルの高さを証明してみせた。

一方、九州から参戦した10代のユキリン監督は、WCCF界に世代交代の波をもたらしたものの、残念ながら予選リーグで敗退。ただ、その堂々とした戦いぶりは、これからのWCCFを盛り上げていく担い手として、非常に期待できるものだった。

  • ABブロック CDブロック
  • EFブロック GHブロック


決勝トーナメント

予選リーグから16名が残り、ここからは1発勝負のトーナメント戦。抽選によって決まった対戦相手が誰であろうと、ここまできたら、ただただ目の前の監督、チームを倒すだけ。

一回戦のPK戦を一方的な展開で制し、さらに準々決勝まで無敗で勝ち上がってきたKMK監督を3-0で下したミッキー監督がまず準決勝進出。予選トーナメントで得た土俵際の強さはまだまだ健在。

予選リーグでは他を寄せ付けない強さを誇っていたよしい監督を一回戦で退け、さらに僅差でヤジ監督に勝ち、準決勝に名乗りをあげたリバオウ監督。予選リーグでは苦戦したものの、ここにきて自慢のリバウドがいよいよ本領発揮。

最前列で声をからして応援する仲間たちの後押しを受け、Vingy監督は一回戦のサモハン監督、準々決勝のヨザクラ監督と接戦を繰り広げながらもベスト4へと進出。予選からここまで、いまだPKなしの全勝継続中。関東勢の思いは彼に託された!

そしてこの男、前回大会の王者カタマリ監督がやはりここまで登り詰めてきた。予選リーグ初戦で躓きはあったものの、準々決勝で勢いのあるアカマル監督に勝ち、見事準決勝へと駒を進めた。2連覇もいよいよ射程圏内!

この4人による準決勝、そして残るは決勝戦。4年ぶりに全国覇者を名乗るのはいったい誰なのか!?

  • 決勝

今大会、多くの監督が4バックの前に守備的なMF選手を3人配置し、試合の状況に応じて素早くブロックでカードを動かし守るという現在主流のスタイルを採用。攻撃もサイドからの展開が主で、攻める側はどうこの固い守備陣形をどう打ち破るか、守る側は個人技で勝る強力なドリブラーの突破をどう封じるかがポイントに。そのなか、ここまで勝ち上がってきた監督たちのほとんどが、武器となる個性をアクセントにしてチームを構成。

優勝したミッキー監督はまさに、そこにベッカム(06-07/WWF)という個性を起用し、鋭く低い弾道のパスでサイドチェンジを展開。守備のために片側の寄せていた相手ブロックは1本のパスで崩され、そこから何度も決定機を演出していた。

ミッキー監督にはトロフィーのほか、グアルディオラ監督サイン入りユニフォーム、ベッケンバウアーサイン入りKOLEカード、大沢友里江さんのサイン色紙を贈呈。そしてさらに、世界でただ1人、ミッキー監督だけが掲げることができる称号【皇帝】が送られた。

こうして、9月14日の店舗予選から始まった4年ぶりの公式大会『WCCF CUP WINNER'S CUP The 8th』は大盛況のなか閉幕。全国534店舗で行われた予選大会に参加してくれた監督の皆さん、エリア決勝に足を運んでくれた皆さん、そして今日の大会をニコニコ生放送で視聴してくれた皆さん、会場で一緒に盛り上がってくれた皆さん、ありがとうございます! 本当にお疲れ様でした!

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【皇帝】ミッキー監督インタビュー

  • ミッキー監督
  • ――優勝おめでとうございます。戦いを終え、今の率直な気持ちはいかがですか?
    ミッキー監督
    嬉しいです。もちろん、優勝するつもりできたけど、本当に優勝するとは思わなかった。本当はあそこ(エリア決勝近畿Aエリア)で優勝するはずだったんだけど2位になって、でもそのおかげで今日優勝できたってのもあるかな(笑)。
  • ――優勝にいたる勝因はどこにあったと思いますか?
    ミッキー監督
    まず、予選リーグをギリギリで勝ち上がれたところかな。3試合目で負けて、やってもうた!と思って上のモニター見たら、あれ?なんか上にいるぞみたいな。これは今日は持ってるぞと思いましたね(笑)。あとは、選手が動いてくれたのが大きい。
  • ――試合ではベッカムの活躍が効いていたように感じました。
    ミッキー監督
    ベッカムはこだわりですね。他に使ってる人あまりいないし、1枚くらいおもろいの入れておかないと。昔はLEのベッカム使ってたんだけど、今は「アーリークロス重視」使いたいんでWWF使ってます。
  • ――サイドではなくトップ下で起用してましたよね?
    ミッキー監督
    やっぱりサイドは厳しい。1人目は抜けても2人目は無理なんでトップ下に。中はパスでつないでいかないと、すぐ取られてカウンターくらうからね(笑)。
  • ――今回の大会王者の証として【皇帝】の称号を手に入れましたが。
    ミッキー監督
    そりゃうれしいでしょ。1人しか持ってないんでしょ? でも、それだと俺だってわかっちゃうんだよね(笑)。
  • ――ありがとうございました。

【当大会に関するお問い合わせ】
・WCCF全国大会「WCCF CUP WINNER'S CUP The 8th」大会事務局 (E-mail :WCCF-Taikai@sega.co.jp)
(注意)上記イベントは都合により、予告無く中止・変更する場合がございます。予めご了承ください。
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