
天候は快晴。まだ残暑が残るなか、九州3daysのエリア決勝大会初日となる九州Aエリア大会が博多の天神ギーゴで開催された。
出場予定の24名から、2名の欠員が出たため、総勢22名が全国大会への1つの出場枠をめぐり、争うこととなった。予選リーグのレギュレーションは、1グループ4名による、4つのグループの1位と、同じく4つのグループの2位になった4チーム中の成績上位2名、1グループ3名による、2つのグループの1位のみの、合計8名が決勝トーナメントに進出する。
3人グループとなったE、Fでは初戦に勝利した、グループEのカチャ@シロオビGRN、グループFのCOURAGE17@9Rが2連勝できっちりと突破を決めた。4人グループでは、初戦では引き分けたものの残り2試合をきっちりと勝利した、グループAのY・ボルケーノ、僅差ながらも3連勝を飾ったグループBのオリバーハーツ@KZKが危なげなく突破。グループCでは、弱冠13歳のユウヤマル@K3、グループDでは女性プレイヤーのクイーンズアロー@jpといった、新たな世代の『WCCF』プレイヤーが1位で決勝トーナメントへ進んだ。
2位争いは、勝ち点7を挙げたグループCのMASAKING K3と、得失点差でグループAのレミューコンズLFPをわずかに上回ったグループDのチャーント・サコム・K3が次のラウンドへ駒を進めた。
決勝トーナメントに進んだ8名のうち、土がつかなかったプレイヤーが7人。このことから、九州Aエリア大会の予選リーグでは負けない試合をしたプレイヤーに『WCCF』の神様が微笑んだといえそうだ。






いざ大会が始まると、参加者やギャラリーを含め、最大80人近くの人が筐体を取り囲み、大会の行方を見届けた。その顔ぶれもさまざまで、親子連れ、中学生、女性プレイヤー、仲間とおそろいのユニフォームに身を包んだチームなど、『WCCF』をとおして老若男女問わず盛り上がる姿がとても印象的だった。
なお、今大会最年少となる(9月20日時点)13歳で出場したユウヤマル@K3(写真上段右)。大会終了後に感想をたずねると「とても楽しかったです。これからも『WCCF』を続けていきます!」と、充実した表情で語ってくれた。
ベスト8の第1試合は、オリバーハーツ@KZKとCOURAGE17@9Rの予選リーグ全勝対決。終始試合のペースを握り続けたCOURAGE17@9Rが、ベスト4へ進出した。第2試合では、攻めるチャーント・サコム・K3と守るY・ボルケーノの試合展開になったが、1対1のままPK戦へ突入。チャーント・サコム・K3のブッフォンが大当たりして勝利を収めた。第3試合では、最年少出場のユウヤマル@K3と女性プレイヤーのクイーンズアロー@jpという、ほかではあまり観られないようなカードが実現。クイーンズアロー@jpがリードすれば、ユウヤマル@K3が追いつくという展開が続く。そして、3度目のリードを奪われたユウヤマル@K3だが、後半ロスタイムにトレゼゲがネットを揺らしてPK戦へ持ち込む。PKでも両者譲らず、サドンデスまで突入した激闘は、クイーンズアロー@jpの勝利で幕を閉じた。第4試合では、MASAKING K3に先制されるも、ロビーニョを起点にすぐさま同点、そして逆転したカチャ@シロオビGRNがベスト4へ進出した。
ベスト4第1試合は強豪のオリバーハーツ@KZKを下したCOURAGE17@9RとPKによる激戦を制してきたチャーント・サコム・K3の対戦。序盤のピンチを防いだCOURAGE17@9Rは、前半31分、右サイドからのメッシのクロスをエトーが合わせて先取点。すかさずチャーント・サコム・K3も反撃へと転じる。カカが左サイドからためを作って上げたクロスにサハが飛び込んで同点に追いつき前半終了。後半立ち上がりの6分、COURAGE17@9Rの右サイドのメッシからのパスにエトーが合わせてゴールし再びリードする。チャーント・サコム・K3は、このタイミングでサハに代えてジュリを投入。すると、左サイドからカカが突破して上げたクロスにジュリが合わせて、再び追いつく。勢いに乗るチャーント・サコム・K3だが、後半40分、この試合で再三の輝きを見せるCOURAGE17@9Rのメッシが右サイドを突破してクロス。これをエトーがきっちりと決めてシーソーゲームを制した。
ベスト4第2試合は、ユウヤマル@K3との激闘を繰り広げた、女性プレイヤーのクイーンズアロー@jpと、これまで圧倒的な強さで勝ち上がってきたカチャ@シロオビGRN。試合開始直後から、お互いの中盤でつぶし合う展開が続き、緊迫感が会場を包むなか、先に動いたのはカチャ@シロオビGRNだった。前半31分、左サイドからロビーニョがドリブルで切り刻み、決定的なパスを出す。そのパスにC.ロナウドが合わせて貴重な先制点をゲットする。ロビーニョに手こずるクイーンズアロー@jpのスキをついたカチャ@シロオビGRNは、続く前半終了間際にも同じような形から追加点を奪う。好調だったクイーンズアロー@jpのサイド攻撃を完璧に封じ込めたカチャ@シロオビGRNは、後半にも2点を奪い、完璧な内容で決勝へ進出した。
全国への切符がかかったCOURAGE17@9Rとカチャ@シロオビGRNによる決勝戦。予選からここまで全勝で勝ち上がってきた、両チームが激突することになった。前半は、決勝独特の雰囲気もあってか、両者ともにチャンスらしいチャンスをなかなか作れずに試合が進んでいく。そして、前半36分、ロビーニョが左サイドで起点となってセンタリング。これにC.ロナウドが合わせて先制点を奪う! だが、仲間のためにも絶対負けられないCOURAGE17@9Rは、相手右サイドの一瞬のスキを突いたエトーのクロスをメッシが合わせてスコアをタイに戻して前半を終える。そして、後半30分。勢いに乗るCOURAGE17@9Rは、同じような形からメッシが逆転ゴールを奪ったかのように見えたが、カチャ@シロオビGRNのカリッソが超人的な反射神経でボールをかき出す。ビッグセーブ後、カチャ@シロオビGRNのロビーニョがドリブルで左サイドを突き進み、上げたクロスにC.ロナウドが反応して逆転に成功! 残り時間はチームスタイルを「アンチスピードスター」に変えて守りを固めたカチャ@シロオビGRNが、熱き心を持つ九州Aエリア大会代表の切符をつかんだ。「ピンチにあとにチャンスあり」。まさにこの言葉がピッタリと当てはまった決勝戦といえるだろう。
その他大会のこぼれ話や、取材時のエピソードは、電撃アーケードカードゲームブログをチェックしてほしい!


※3位決定戦:チャーント・サコム・K3 3-1 クイーンズアロー@jp
| レミューコンズLFP カイズカ・メンディエタ | さくらクラブ=gh= ユゲニャン | Y・ボルケーノ ユキ | キン@QR@ミチシュート キン | |
|---|---|---|---|---|
| レミューコンズLFP 2位(6P/0) | ○ 2-1 | × 1-3 | ○ 3-2 | |
| さくらクラブ=gh= 3位(3P/0) | × 1-2 | × 0-3 | ○ 5-1 | |
| Y・ボルケーノ 1位(7P/+5) | ○ 3-1 | ○ 3-0 | △ 2-2 | |
| キン@QR@ミチシュート 4位(1P/-5) | × 2-3 | × 1-5 | △ 2-2 |
| オリバーハーツ@KZK オリバー | AK-69@DS455 HCR-32 | ヒヤシンス ハマッコ | オニダルブレイク タルミ アツシ | |
|---|---|---|---|---|
| オリバーハーツ@KZK 1位(9P/+3) | ○ 2-1 | ○ 2-1 | ○ 2-1 | |
| AK-69@DS455 3位(3P/-2) | × 1-2 | × 2-5 | ○ 3-1 | |
| ヒヤシンス 2位(3P/+1) | × 1-2 | ○ 5-2 | × 0-1 | |
| オニダルブレイク 4位(3P/-2) | × 1-2 | × 1-3 | ○ 1-0 |
| ユウヤマル@K3 ユウヤ | モンスター・メイズ@9R メイズ | MASAKING K3 MASAKIEEN | TrueVoice K3 ホワイト | |
|---|---|---|---|---|
| ユウヤマル@K3 1位(7P/+4) | ○ 2-1 | △ 2-2 | ○ 4-1 | |
| モンスター・メイズ@9R 3位(3P/0) | × 1-2 | × 1-2 | ○ 4-2 | |
| MASAKING K3 2位(7P/+3) | △ 2-2 | ○ 2-1 | ○ 4-2 | |
| TrueVoice K3 4位(0P/-7) | × 1-4 | × 2-4 | × 2-4 |
| チャーント・サコム・K3 マーティ | OXYGEN typeR P | クイーンズアロー@jp サーチーモ | DS・ザウヴァー ザウヴァー | |
|---|---|---|---|---|
| チャーント・サコム・K3 2位(6P/+2) | ○ 4-3 | × 2-3 | ○ 4-2 | |
| OXYGEN typeR 4位(0P/-5) | × 3-4 | × 1-4 | × 1-2 | |
| クイーンズアロー@jp 1位(7P/+4) | ○ 3-2 | ○ 4-1 | △ 1-1 | |
| DS・ザウヴァー 3位(4P/-1) | × 2-4 | ○ 2-1 | △ 1-1 |
| .+*HaNa*+.k3 Ohana | カチャ@シロオビGRN ナンカチャ | ヤントレエクシア@DS MVPヲホリアテロー | |
|---|---|---|---|
| .+*HaNa*+.k3 3位(0P/-5) | × 0-4 | × 2-3 | |
| カチャ@シロオビGRN 1位(6P/+5) | ○ 4-0 | ○ 1-0 | |
| ヤントレエクシア@DS 2位(3P/0) | ○ 3-2 | × 0-1 |
| REALリアルAZ SCコウ | COURAGE17@9R マッツー | CIMAクラージュ9R CIMA | |
|---|---|---|---|
| REALリアルAZ 2位(3P/-3) | × 0-4 | ○ 2-1 | |
| COURAGE17@9R 1位(6P/+5) | ○ 4-0 | ○ 2-1 | |
| CIMAクラージュ9R 3位(0P/-2) | × 1-2 | × 1-2 |
強豪ぞろいの九州Aエリア大会では、ほかのエリアと同じようにサイドからの攻撃を主体にしたプレイヤーが多数を占めた。そのサイド攻撃を担当するWGは1名で、左右どちらかの端に配置し、受け手を下がり目のFWとして、WGから少し離れた位置に配置するパターンが多い。なお、その場合のフォーメーションは5-2-1-2と4-3-1-2が大半を占めたが、5バックをフラットに配置するのではなく、相手プレイヤーが狙ってきているサイド側のボランチを低めに配置してDFとして起用するプレイヤーが目立った。これらのことから、九州Aエリア大会のプレイヤーたちは、攻撃よりも守備を重視し、失点を防ぐ意識が高いといえそうだ。
なお、チームパラメータの育成方法はまちまちで、全体的に育成したバランス型と、1~3の能力を震撼させる特化型の比率は半々。特化型のプレイヤーが震撼させたパラメータは支配が一番多かったが、「フィールド支配」や「サイドエリア支配」など、使用しているチームスタイルのランクをSにするという理由からだと思われる。
U-5でレアを使用するポジションの傾向は、FW、DF、GKの順に高く、MFは少なかった。こちらもサイド攻撃と同じく、全国的に流行している傾向で、中盤の選手よりも、攻撃と守備に直接絡む選手を重視しているようだ。また、プレイヤー同士の交流が非常に盛んな地域ということもあり、REの使用選手が片寄ったのが興味深い。九州Aエリア大会のプレイヤーたちが「優れている」と感じた選手たちがランクインした以下の「ポジション別人気選手」にも注目してほしい。
ランキングのなかでも群を抜いて使用率が高かったのはDF部門1位のK.トゥーレ。ドリブル突破の対抗策として人気の「アンチスピードスター」を持つこともあり、大会参加者の半数以上が使用していた。また、2位のF.カンナバロは同バージョンのEMVPも4枚使用されており、WMVPと合わせると13人が使用。さすが世界最高のDFといったところだ。
GK部門の1位と2位には、REのなかでも安定感があると名高い2枚のREが並んだ。フィールドプレイヤーにレアを使用したいというのがその理由だろう。3位にはビッグセーブが期待できるカーンがランクイン。大会中も何度かペナルティエリア内からのシュートをはじき返すシーンが見られた。5位のタファレルは「PKキーパー」とチームのトータルポイントを下げる目的からか2名が使用。また、ほかには(01-02 RE)アントニオーリと(04-05 WGK)ブッフォンが5位に並んだ。
DF部門では圧倒的な人気でK.トゥーレが1位。2位はF.カンナバロに並んでペペがランクイン。高い能力値が人気の秘訣か。4位には、以下の2枚のほかにも、(04-05 RE)アンドラーデと(07-08 RE)アルビオルが同枚数で使用された。DFの傾向として、レア1~2枚の選択はプレイヤーの独自性が高く、REは有力な選手に片寄る傾向があったようだ。
MF部門はレア使用率の低さを表すようにREが5枚並ぶ結果に。どれもチームスタイルの使用はあまり見られなかったので、プレイヤーは使用感と連携の相性から選択したと思われる。ただし、ほかのエリアではあまり見られなかったイニエスタが1位に輝いたのは九州Aエリア独自の傾向だ。パス精度の高さからトップ下の選手として起用するプレイヤーが多かった。
FW部門の1位に輝いたのはパト。しかし、控えとしての起用が多く、試合で使われている場面はあまり見られなかった。この傾向は2位のサビオラも同様だ。同じく2位に同数でランクインしたカカとC.ロナウドは他エリアでもよく見られる人気カード。合わせて使用するプレイヤーも多く、バロンドーラーの競演を楽しんでいた。なお、5位のエトーは大会中何度も見せていた、スピードに乗ったドリブル突破が人気の秘訣だろう。
サイド攻撃の人気の高さから、「サイドエリア支配」が6人で1位。さらに、そのサイド突破対策として、「アンチスピードスター」が2位となった。3位には以下のチームスタイル3つのほかに、「ドリブル突破」、「ラインブレイク」、「アンチファンタジスタ」、「アンチコンビネーション」、「降臨」の5つが並んだ。
九州Aの特徴としては、試合中にあまりチームスタイルを変更せず、試合が止まったタイミングか、ハーフタイムで変更するプレイヤーが多いと感じた。チームスタイルよりも、フォーメーションの変更で試合の展開を変えていく傾向があったため、発動させたままでも選手の動きが片寄りづらく、サイド攻撃のを有利に展開させるために「サイドエリア支配」などのチームスタイルに人気が集中したといえるだろう。
この大会に関するお問い合わせ:WCCF大会事務局 (E-mail:WCCF-Taikai@sega.co.jp)
(注意)上記イベントは都合により、予告無く中止・変更する場合がございます。予めご了承ください。
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