
日本一の山、富士山の裾野である静岡県。ここでも『WCCF』日本一を決める大会への出場権を求め、24名の東海地方の猛者が集まった。
予選では、A~Hの3人グループを8つ作り、各グループの上位1名のみが決勝トーナメントへと進出。ほかのエリアと違い、すべてが3人のリーグのため、ライバルの数は少なくて済むものの、1敗するとほぼ確実に予選敗退へとつながる怖さも持っている。そのため、どのチームも必勝の気構えで試合に臨んでいた。
絶対に負けられない戦いが続くなか、そのプレッシャーをはねのけて2連勝で予選突破を決めたチームは5つ。ほかの3つのグループでは1勝1分けのチームが決勝トーナメントへ進出を決めた。いずれのチームも1敗もせず、勝ち上がってきた形だ。なお、そのなかで混戦だったのはHグループ。モモチャンファイトSTRと静岡@YZK_No.13が勝ち点&得失点差で並び、トータルポイント勝負に持ち込まれた。どちらもKOLEやATLEを使っていないチームだったため、ポイント差はわずかなものだったが、結果はアントニオーリやウォルコットを使用して、トータルポイントを抑えていた静岡@YZK_No.13に軍配が上がった。






前回の全国決勝大会にも出場していたYZK'sSP。そのようなプレイヤーも東海Aエリア大会に参加していた。しかし、残念ながらYZK'sSPは予選グループ敗退。東北Aエリア大会に出場していた第2回全国大会優勝者のベガルタシンキチ7thも、予選リーグを突破できなかったことを考えると、新世代のプレイヤーたちの実力が伸びてきた印象を受ける。とはいえ、このレベルの実力が拮抗した相手との試合では運も重要。ただ強いだけでは勝てないのが、『WCCF』の醍醐味でもあることを再認識させられた大会であった。
決勝に勝ち上がったのは、DREAMIGO/STRとブラリ@ブレーメン。どちらも予選リーグを2連勝で突破してきたチームだ。決勝トーナメントの1回戦では、ブラリ@ブレーメンはPKで辛勝を収めているが、それ以外は両チームともに攻守のバランスに優れている。また、レアに使用している選手のうち、ブッフォン、ジェラード、リトバルスキー、F.トーレスといった4枚が同じ。この共通点が多い2チームのどちらが決勝戦を制するのか!?
決勝戦が始まると、DREAMIGO/STRが「アンチファンタジスタ」、ブラリ@ブレーメンが「ペナルティエリアブロック」をチームスタイルに。そのあとは、両チームともに中盤からの激しいプレスと守備陣のバックアップで、ボールの奪い合いが続く。そこで前半10分、DREAMIGO/STRはチームスタイルを「ゴールハンティング」に変更して、こう着状態を破ろうとした。対するブラリ@ブレーメンは、ボールを奪ったときに「ダイレクトプレイ」を使い、攻撃にアクセントを加える。すると前半22分に、ブラリ@ブレーメンのリトバルスキーがサイドを突破してセンタリング。これは逆サイドに流れてしまうが、そのこぼれ球を拾ったF.トーレスが再び中央に折り返す。それをリトバルスキーが決めて、ブラリ@ブレーメンが先制点をあげた。そのあとは、前半立ち上がりと同様に、中盤での激しいボールの奪い合いが続き、お互いチャンスがないまま前半が終了した。
後半に入ると、DREAMIGO/STRが反撃開始。リトバルスキーが中央を抜け出して決定的なチャンスを迎える! しかしここは、ブラリ@ブレーメンのブッフォンが素早い飛び出しでファインセーブ!! DREAMIGO/STRに付け入るスキを与えない。そして今度は、ブラリ@ブレーメンのリトバルスキーが後半17分に中央を突破。エリア内に進入し、決定的な場面を迎えるが、左足で放ったシュートは枠を大きく外れてしまう。そのあとは、DREAMIGO/STRのリトバルスキーが再び決定的なチャンスを作るが、ブラリ@ブレーメンの的確なGKの飛び出しやDF陣の懸命な守備の網をかいくぐれないまま、試合終了のホイッスル! ブラリ@ブレーメンが決勝大会進出を決めた。数少ないチャンスをものにし、相手の決定機を好判断で防ぎきった、ブラリ@ブレーメンの質実剛健な試合運びは、ただただ見事なものであった。
その他大会のこぼれ話や、取材時のエピソードは、電撃アーケードカードゲームブログをチェックしてほしい!


※3位決定戦:STR/12<HIRO> 3-0 スポルティングバルセロナ
| エース@<YZK> ジノ | ソールイーター@DEEP ソウル | スポルティングバルセロナ トーマス | |
|---|---|---|---|
| エース@<YZK> 3位(1P/-2) | △ 1-1 | × 1-3 | |
| ソールイーター@DEEP 2位(2P/0) | △ 1-1 | △ 2-2 | |
| スポルティングバルセロナ 1位(4P/+2) | ○ 3-1 | △ 2-2 |
| BIGO+STR OKM | サタデーナイトフィーバー ペレ | ブラリ@ブレーメン ムアディブ | |
|---|---|---|---|
| BIGO+STR 3位(0P/-2) | × 1-2 | × 0-1 | |
| サタデーナイトフィーバー 2位(3P/0) | ○ 2-1 | × 2-3 | |
| ブラリ@ブレーメン 1位(6P/+2) | ○ 1-0 | ○ 3-2 |
| YZK'sSP ケーゴ | ビアンコトリノ ガルシア | ファルファローネ マサハルトモウシマス | |
|---|---|---|---|
| YZK'sSP 2位(2P/0) | △ 2-2 | △ 1-1 | |
| ビアンコトリノ 3位(1P/-2) | △ 2-2 | × 1-3 | |
| ファルファローネ 1位(4P/+2) | △ 1-1 | ○ 3-1 |
| マサカ!!沖縄ウミブドウ マツカゼ | プロジェクトD<KWN> サクリファイス | グロック<YZK> WAK | |
|---|---|---|---|
| マサカ!!沖縄ウミブドウ 3位(0P/-8) | × 1-2 | × 1-8 | |
| プロジェクトD<KWN> 1位(6P/+3) | ○ 2-1 | ○ 3-1 | |
| グロック<YZK> 2位(3P/+5) | ○ 8-1 | × 1-3 |
| YAMA STR トシー | スティービー・G ノブユキ | STR/12<HIRO> ヒロ | |
|---|---|---|---|
| YAMA STR 2位(3P/+2) | ○ 3-0 | × 1-2 | |
| スティービー・G 3位(0P/-4) | × 0-3 | × 1-2 | |
| STR/12<HIRO> 1位(6P/+2) | ○ 2-1 | ○ 2-1 |
| CRS03 グッチ | キスオブザドラゴン ガケップチ!?RMD | PD-CLBU47 ミヤギシマナカカズ | |
|---|---|---|---|
| CRS03 1位(6P/+6) | ○ 4-1 | ○ 3-0 | |
| キスオブザドラゴン 2位(1P/-3) | × 1-4 | △ 3-3 | |
| PD-CLBU47 3位(1P/-3) | × 0-3 | △ 3-3 |
| AT・CRASH/YZK ロベールピレス | マジック・マジャール Moe | DREAMIGO/STR ライカールト | |
|---|---|---|---|
| AT・CRASH/YZK 3位(1P/-1) | △ 1-1 | × 0-2 | |
| マジック・マジャール 2位(1P/-1) | △ 1-1 | × 1-2 | |
| DREAMIGO/STR 1位(6P/+3) | ○ 2-0 | ○ 2-1 |
| ストラーダ・マエストラ ニャル | モモチャンファイトSTR ポォー | 静岡@YZK_No.13 カイザー | |
|---|---|---|---|
| ストラーダ・マエストラ 3位(0P/-6) | × 1-4 | × 1-4 | |
| モモチャンファイトSTR 2位(4P/+3) | ○ 4-1 | △ 1-1 | |
| 静岡@YZK_No.13 1位(4P/+3) | ○ 4-1 | △ 1-1 |
東海エリア3連戦の最後を飾った東海Aエリア決勝大会は、ほかの東海エリア決勝大会とは違い、静岡での開催となった。そのためか、名古屋で開催された東海エリアB、Cとは異なる傾向が見られ、選手の選び方やチームスタイルの使い方に、よりオリジナリティが感じられた。例えば、パス回しの早さを意識しているのか、DMFには守備に定評がある選手ではなくゲーム展開に定評のある選手が多く使われていたり、WMVPカカの使用率が低めなどがあげられる。また、レアやREの選び方も独特なものだったといえるだろう。
フォーメーションは4-3-1-2がほとんどで、片側のWGをサイドラインギリギリに配置するのは、全国の流行と変わらなかった。あとは、時折攻撃のサイドを変えるためにWGの位置を変えたり、相手が攻撃してくるサイドにDFを寄せたりと、試合中のフォーメーションチェンジで対応するプレイヤーも見られた。なお、中央突破を試みるプレイヤーは少なく、全体的にサイドでの攻防が続く大会という印象だ。
チームスタイルに関しては、数種類の攻撃的チームスタイルと守備的チームスタイルを状況に応じて変更するのが、東海Aエリアではオーソドックスなものとなっていた。そのため、じつにさまざまなチームスタイルを大会中に見ることができた。とはいえ、チームパラメータをバランスよく育てて、すべてのチームスタイルをAランクにしていたプレイヤーの数は多くはない。むしろ、それよりも支配、ディフェンス、スピードの3つを最大まで育てたチームと、オフェンス、支配、スピードの3つを最大まで育てたチームといったように、特化型のチームパラメータにしているプレイヤーの方が多く見られた。
東海Aエリアに出場した全24チームの、ポジションごとの使用選手ランキングは以下のとおり
GK部門の1位はブッフォンとV.バルデス。なお、ブッフォンは、ITなどのほかのカテゴリーの選手も含めると単独1位となる。そのほかのGKの票は割れているので、基本的にはGKにレアを使うならブッフォン、REにするならV.バルデスというわかりやすい傾向が見られた。ちなみに、レアならカシージャス、REならデ・サンクティスやカリッソといった、全国的に人気のあるGKを使っているプレイヤーはほとんどいなかった。
DFは、なんとレア選手が5位までにランクインせず。全国的に使用率が高いWMVPのF.カンナバロも3人しか使っていなかった。人気は、スピードが高いREのDFに集中しており、なかでもK.トゥーレがダントツの1位。ここ東海Aエリアでも、多くのプレイヤーに支持された。
MF部門はあらゆるカードに票が割れ、2位が同率で5枚並ぶという結果になった。とくにイニエスタやシャビ・アロンソがランクインしているのは、珍しい結果といえるだろう。そんな東海AエリアのMF部門の1位に輝いたのはWMFジェラード。このエリアでは、ジェラード以外にも、WMFシャビやWMFヴィエラなど、レアにWMFを使っているプレイヤーが多かったのが印象的だった。また、少数ではあったがオノやナカムラ、ハセベの使用者も。かなりオリジナリティあふれる面々がそろったという感じだ。
FWで人気が非常に高かったのはメッシ。東海B~Cエリアでは、あまり使用されていなかったが、どちらのサイドでもプレイができ、中央で使っても決定力が高いということが、東海Aエリアでは魅力的だったのだろう。あとは、REがサビオラしかランクインしていない、WMVPカカがランク外といったところは、ほかのエリアではあまり見られない結果といえるだろう。
東海Aエリアでは、攻撃や守備で数種類のチームスタイルを使い分けるプレイヤーが多かったため、大会中は数多くのチームスタイルを目にすることができた。ただし、使っていたチームスタイルは、プレイヤーごとに異なるものが多く、票自体はあまりまとまらなかった。よって、最終的にランクインしたものは、全国的にも人気があるチームスタイルばかりだ。とはいえ、WMVPカカの使用率が低かったこともあり、「フィールド支配」が選外なのは、興味深い結果といえるだろう。
そんな東海Aエリアで1番使われていたチームスタイルは「アンチスピードスター」。DF1位のK.トゥーレと、DF3位のヴィヴァスを起用しているチームの多くが、このチームスタイルを使っていた。2位の「ペナルティエリアブロック」は、WMVPのF.カンナバロの使用率こそ低かったものの、ITネスタなどでも使われていたのがランクインの理由だろう。同率2位の「ラインブレイク」は、WFWシェフチェンコがスタメンのチーム、サビオラをスーパーサブとして起用するチームで人気だった。
この大会に関するお問い合わせ:WCCF大会事務局 (E-mail:WCCF-Taikai@sega.co.jp)
(注意)上記イベントは都合により、予告無く中止・変更する場合がございます。予めご了承ください。
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