
せわしなく時が流れる都会と相対するかのごとく、穏やかに時が流れる長野県の塩尻市。9月20日、美しき山々と自然に囲まれたこの地で熱を帯びる建物・セガワールドエデンにて、信濃エリア大会が開催された。
集まった参加者は総勢19名で、4人グループが4つ、3人グループが1つの5グループで争われた。そのなかから、各グループの上位1チームと、4人グループの2位となった4チームのなかから、成績上位3チームが決勝トーナメントに進出する。
予選では、攻撃重視のチームが多く、観る者を飽きさせない試合が続いた。そのため、勝敗がきっちりとつく試合が多く、勝ち点のみで1位が決まっていった。なお、4人グループの2位は、ほとんど予選を通過できるということもあり、A~Dグループの2位争いは、ほかのエリア以上にし烈を極めていた。そのため、1戦1戦が濃い内容となっていた印象だ。






山々に囲まれた場所にあるセガワールドエデン。本大会では、長野と山梨の両県からのプレイヤーが集結した。自然に囲まれた場所での大会ということもあってか、参加者たちは和やかなムードに包まれていた。とはいえ、そこは『WCCF』の猛者たち。いざ試合が始まると、モニターを鋭い眼差しで見つめる。1戦1戦に集中してすべてを出し切ろうと奮闘する姿は、見ているこちらも熱くなるほどだった。
高い攻撃力と守備力を兼ね備え、グループリーグで安定した戦いを見せ、1位通過を果たしたClub:桃園@MK-V。本人が最も苦しかったと語る準決勝でも、高い攻撃力を持つブラック@ローゼスを相手に、その守備力で1点を守り抜き決勝に進出した。
対戦相手は、こちらも多くの得点を重ねてグループリーグを3連勝したサクラメント佐久。決勝トーナメントでも、2試合で5得点をあげるなど、その得点力は非常に高い。
(信濃エリア決勝戦の動画は音声無しとなります。)決勝戦では、その戦いぶりから接戦となることが予想されたが、前半開始早々にClub:桃園@MK-Vのラーションが右サイドを突破。そこからのクロスにビージャが合わせて、Club:桃園@MK-Vが先制点をあげる。さらに前半12分、カカからパスを受けたラーションが素早くクロスを上げると、再びビージャがゴールを決めて2-0に。そのあともClub:桃園@MK-Vは、ラーションを中心に鮮やかなサイド攻撃を見せる。一方、サクラメント佐久も右サイドのリトバルスキーからのクロスで状況を打開しようとするが、Club:桃園@MK-Vの的確なGKの飛び出しで得点が奪えないまま。そうこうしているうちに、前半40分と前半ロスタイムに、ラーションからビージャのホットラインで、Club:桃園@MK-Vが追加点をあげる。結果、前半が終わっただけで、なんと4-0という大差がついていた。
このままでは終われないサクラメント佐久は、ハーフタイム中にロナウジーニョを左サイドに配置して、両サイドから攻められるようにフォーメーションを変更。その采配がClub:桃園@MK-VのDFラインを混乱させたのか、後半5分にリトバルスキーがサイドを突破する。だが、このクロスもGKの飛び出しで防がれてしまう。すると流れは、再びClub:桃園@MK-Vへ。しかし、後半は再三のラーションの突破から得点が生まれることはなく、4-0のスコアのまま、試合終了となった。
DFの位置を巧みに変更し、リトバルスキーのサイド突破を見事に封じつつ、さらにはラーション&ビージャの破壊力バツグンの得点力を発揮したClub:桃園@MK-V。こうして、完勝という形で信濃エリアを制したのであった。
その他大会のこぼれ話や、取材時のエピソードは、電撃アーケードカードゲームブログをチェックしてほしい!


3位決定戦:ブラック@ローゼス 6-2 ソレスタルビーイング
| サクラメント佐久 ツリキチ | ・・・・・・ッチ タイホシチャウゾ | Blue Extreme AKI | GOLEADOR@3R サウザー | |
|---|---|---|---|---|
| サクラメント佐久 1位(9P/+7) | ○ 3-2 | ○ 5-1 | ○ 3-1 | |
| ・・・・・・ッチ 2位(4P/+2) | × 2-3 | △ 1-1 | ○ 3-0 | |
| Blue Extreme 3位(4P/-3) | × 1-5 | △ 1-1 | ○ 2-1 | |
| GOLEADOR@3R 4位(0P/-6) | × 1-3 | × 0-3 | × 1-2 |
| フィールエルメス フィールライク | Full moon マーカス | ソレスタルビーイング isoppu | バスターコール Rito | |
|---|---|---|---|---|
| フィールエルメス 4位(0P/-4) | × 0-1 | × 3-5 | × 2-3 | |
| Full moon 3位(3P/-2) | ○ 1-0 | × 2-3 | × 2-4 | |
| ソレスタルビーイング 2位(6P/+2) | ○ 5-3 | ○ 3-2 | × 1-2 | |
| バスターコール 1位(9P/+4) | ○ 3-2 | ○ 4-2 | ○ 2-1 |
| Club:桃園@MK-V リンカーン・ジュニア | D@Jack.utd シゼル | ティーカ・ドラゴンCUP ヤワラ | ドラゴン・ボンバー マクヲ | |
|---|---|---|---|---|
| Club:桃園@MK-V 1位(7P/+4) | △ 1-1 | ○ 3-0 | ○ 1-0 | |
| D@Jack.utd 3位(3P/0) | △ 1-1 | △ 2-2 | △ 3-3 | |
| キングダム 4位(1P/-4) | × 0-3 | △ 2-2 | × 2-3 | |
| ドラゴン・ボンバー 2位(4P/0) | × 0-1 | △ 3-3 | ○ 3-2 |
| FCオザワヒロアキ カエサル | ホクト@ゴウシュウハ~ バッカード | FCコルミージョ トラパットーニ | リュミエールver5 Z | |
|---|---|---|---|---|
| FCオザワヒロアキ 4位(1P/-3) | × 2-3 | △ 3-3 | × 2-4 | |
| ホクト@ゴウシュウハ~ 3位(4P/0) | ○ 3-2 | × 3-4 | △ 2-2 | |
| FCコルミージョ 2位(5P/+1) | △ 3-3 | ○ 4-3 | △ 1-1 | |
| リュミエールver5 1位(5P/+2) | ○ 4-2 | △ 2-2 | △ 1-1 |
| ブラック@ローゼス デーブ・スペクター | ¥KINGギドラ$<M> MOTO | セダク KENIO | |
|---|---|---|---|
| ブラック@ローゼス 1位(6P/+5) | ○ 4-0 | ○ 2-1 | |
| \KINGギドラ$<M> 2位(3P/-3) | × 0-4 | ○ 2-1 | |
| セダク 3位(0P/-2) | × 1-2 | × 1-2 |
長野県と山梨県のプレイヤーが集まり、2県の代表を決めた信濃エリア大会。この大会では選手、チームスタイルともに人気の集中したものがなかったので、プレイヤーごとに独自の『WCCF』理論を構築しているといった印象を受けた。
一方、フォーメーションに関しては、4-3-1-2を採用したチームが圧倒的に多く、そのほとんどがFWの1人を右上か左上の隅に配置しているものであった。それに合わせて、戦術もサイド攻撃を使用しているプレイヤーが大半で、中央突破を試みるプレイヤーは少なめ。なお、試合中のフォーメーション変更は、DFラインの調整、攻撃サイドの変更などが多かった印象だ。
チームスタイルは、WGのドリブルの突破力を底上げするものよりも、パスワーク系のチームスタイルが好まれていた傾向がある。WGにパスが渡ってからよりも、いかにしてWGにパスを回すかを重視していた結果なのだろう。ちなみに、試合中のチームスタイル変更は、ほかのエリアに比べて少ない印象。自分が最も使い慣れたチームスタイルで、90分を戦う者が多く見られた。
前述のとおり選手カードの使用傾向にばらつきがあったこの大会だが、このエリアならではの選手を挙げるとするなら、3人のプレイヤーが正GKとして使ったITトルドだ。これまでに行われたエリア決勝大会を見ても、GKをレアにする場合は、ブッフォンかカシージャスにするというケースが多いので、かなり珍しいといえるだろう。
信濃エリアの選手選びの流行は、少し全国平均からはずれた傾向がある。その個性的なランキングは以下のとおりだ。
GKの第1位は、総括でも触れたITトルド。圧倒的といえるほどの使用率ではないが、ITトルドが1位に輝いたのは、信濃ならではだ。ほかのGKは票がバラけたものの、ブッフォンが2つのバージョンでランクインしているため、実質的には彼が1番人気だったとも言えよう。なお、全体的にチームスタイルが「降臨」のGKが人気を集めていたという印象を受けた。
DFに関しては、基本的に全国で人気の高い選手が票を集めた。そのなかで1位に輝いたのがSBのアビダル。WMVPのF.カンナバロは、ほかのエリアと比べると票が少なめだったが、信濃ではEMVPのF.カンナバロを使用している人も複数いた点に注目したい。
MFは、チームスタイルが「ショートカウンター」であるアンデルソンが1位。REの選手が上位に食い込んでいるなか、レアで人気を集めたのは、リトバルスキーとリベリー。サイド攻撃が流行っていることもあり、快速ドリブラーは重宝されているようだった。また、ほかのエリアではあまり使われていない、ハーグリーブスがランクインしているというところも見逃せないポイントだ。
FWの1位は、サビオラ&パトのREの2人。両選手ともスタメンでは起用されていないことが多かったが、スーパーサブとして試合の流れを変える活躍を見せていた。なお、信濃ではWMVPカカとEMVPカカで票が割れた。全国的には「フィールド支配」を持つWMVPカカが人気だが、あえてEMVPを選んだという点は「フリーロール」のチームスタイルが理由だったのか、それとも使用感が理由だったのか。選出基準への興味は尽きない。
信濃エリアで使用率1位に輝いたチームスタイルは「フィールド支配」。全国的にはWMVPカカの人気に比例して「フィールド支配」の人気が高いという傾向があるが、この信濃エリアでは、WMVPカカの使用者は3人のみ。WMVPロナウジーニョやLEジダンを使って、「フィールド支配」を使っているプレイヤーもいたので、このチームスタイルが1位となっている。
そのほかでは、2位に「ラインブレイク」、3位に「ムービングパスワーク」と攻撃的なチームスタイルが人気だった。もちろん、相手のサイド攻撃を防ぐうえで有効な「アンチスピードスター」の人気も高い。ちなみに、相手の中盤のパス回しを防ぐためか、「アンチコンビネーション」をメインチームスタイルにしているプレイヤーが4人いた。
この大会に関するお問い合わせ:WCCF大会事務局 (E-mail:WCCF-Taikai@sega.co.jp)
(注意)上記イベントは都合により、予告無く中止・変更する場合がございます。予めご了承ください。
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