
9月26日土曜日、半袖でも十分な晴れ晴れとした天気のなか、石川県金沢市のバイパスレジャーランド藤江新館にて北陸エリア大会が開催された。店舗予選を制した出場予定の13名から、1名の欠員が出たため、12名が全国大会出場枠1つをめぐり争うこととなった。予選リーグは、1グループ3名で4つのグループに分かれ、各グループの成績上位2名が決勝トーナメント進出となる。
地元のプレイヤーが多く集まり、フレンドリーな雰囲気のなかにも真剣さありといった予選リーグ。グループAでは、$KING CLUB$が2連勝で余裕の1位突破。2位争いは勝ち点1で2チームが並んだが、得失点差で辛くもFCクリスタル・パレスが決勝トーナメント進出を決めた。グループBでは、初戦に勝利したFCマスマス(OG)が2位に。そのFCマスマス(OG)との直接対決を制したH・S・KCが1位で予選を通過した。リーグ最終戦の3戦目が終わるまで、誰が突破してもおかしくない状況となったグループC。全国大会出場経験のあるケンチ@SKブリストルに勝利した、kitkeet/OG、ハラボ~<FC>.comがベスト8に進出した。グループDは、FC NITROが危なげなく2連勝で1位、Regiusとの直接対決に勝利したフレッジ!!ADSL@が2位で続いた。
北陸大会では参加人数の関係もあって、ほかのエリアと比べると決勝トーナメントまでの道のりは少しだけゆるやかな大会だったかもしれない。しかし、それゆえに各プレイヤーにとって1勝、そして1点の重みが、計り知れないほど大きな予選リーグとなった。






会場は金沢市街近郊のアクセスのよい街道沿いにある、大規模な総合レジャー施設の一角に居を構える。『WCCF』以外にも、ボーリング、カラオケ、ラジコンコースなど、幅広いニーズに対応している。なお、『WCCF』コーナーは、サテライト間のスペースがかなり広く設置されており、出場したプレイヤーがプレイに集中しやすい環境になっていた。
北陸エリアは、12名の出場というここまでのエリア大会で最少人数の開催となったが、『WCCF』そして“大会”を愛する地元のプレイヤーがたくさん集結。大会が終わるまで声をふりしぼって仲間を後押しする姿が印象的だった。
くじ引きの妙もあってか、決勝トーナメント1回戦は1位で抜けたプレイヤー同士、2位で抜けたプレイヤー同士の顔合わせとなった。その準々決勝第1試合は、ハラボ~<FC>.comとFCクリスタル・パレスの対決。前後半の立ち上がりにメッシが1点ずつを奪ったハラボ~<FC>.comが優勢に試合を進める。FCクリスタル・パレスも後半ロスタイムに1点を返すも万事休す。ハラボ~<FC>.comがベスト4へ進出した。第2試合は、FC NITROとkitkeet/OGによる予選全勝同士の対決。前半12分、FC NITROのシャビ・アロンソが個人技で先取点をあげると、続く26分にも激しいプレスからF.トーレスが追加点。後半、kitkeet/OGのリベリーが機能し始め、クロスからスコールズが2点を奪い同点まで巻き返す。PK戦までもつれこんだ激戦は、FC NITROの勝利に終わった。FCマスマス(OG)とフレッジ!!ADSL@による第3試合もシーソーゲームに。先取点を奪われたフレッジ!!ADSL@は後半開始早々から怒涛の攻撃で2点を奪い逆転。それでも、FCマスマス(OG)のロナウドが終了間際の最後のワンチャンスを決めて、こちらもPK戦へ。ここは、PK戦でカーンが大当たりしたFCマスマス(OG)が準決勝へ駒を進めた。普段プレイする仲間同士の対戦となった第4試合は、$KING CLUB$が磐石の強さを見せる。右サイドのリトバルスキーが再三チャンスを演出すると、前半6分、19分と立て続けにF.トーレスが決めて試合を決定付ける。H・S・KCに見せ場を作らせず、完封勝利でベスト4進出を決めた。
準決勝の第1試合は、ハラボ~<FC>.comとFC NITROによる対戦。中盤の攻防を制し、押し気味に試合を展開するハラボ~<FC>.comだが、FC NITROのブッフォンが抜群の飛び出しでピンチを防ぐ。すると、前半32分にFC NITROのリトバルスキーがサイドを突破。クロスボールをF.トーレスがきっちりと決めて貴重な先制点をあげる。後半に入っても、ハラボ~<FC>.comがあと一歩という場面を作るが、なかなかゴールにつながらず試合終了。ブッフォンを中心に虎の子の1点を守りきったFC NITROが、見事ファイナル進出を決めた。
準決勝の第2試合は、PK戦を制して波に乗るFCマスマス(OG)と、予選から全勝の$KING CLUB$による対戦。開始早々に、FCマスマス(OG)のカカが中央を独走して先取点をあげる。しかし、$KING CLUB$もすぐさま反撃開始。前半21分、右サイドのリトバルスキーのクロスをF.トーレスがボレーで決め同点に。これでさらにエンジンのかかった$KING CLUB$は前半29分、同じく右サイドのクロスからF.トーレスがヘディングで合わせてあっという間に逆転。後半は、FCマスマス(OG)がタバタにボールを集めてサイドから攻めるが、この日、準決勝までの3試合でわずか1失点の$KING CLUB$の守備網を崩せず試合終了。$KING CLUB$が北陸No.1の座にリーチをかけた。
決勝戦は、接戦をモノにしてきたFC NITROと、ここまで11得点2失点と抜群の安定感を誇る$KING CLUB$による対決に。前半開始早々5分、$KING CLUB$のF.トーレスが左サイドを突破するとリトバルスキーがボレーで合わせて先制点を奪う。早い時間帯に追いついておきたいFC NITROもすぐさまチャンスを作るが、ゴールまでは至らない。すると、前半21分、$KING CLUB$のF.トーレスが左サイドからクロスをあげ、リトバルスキーが決めてリードを広げる。後半、右サイドのリトバルスキーからチャンスを狙おうとするFC NITROだが、エインセを中心とした$KING CLUB$の強固なディフェンスの前に封じ込まれる。結果、前半奪った2点の貯金をうまく生かし、終始慌てることなく試合を進めた$KING CLUB$が、堂々たる戦いぶりで北陸エリアのチャンピオンに輝いた。
その他大会のこぼれ話や、取材時のエピソードは、電撃アーケードカードゲームブログをチェックしてほしい!


※3位決定戦:ハラボ~<FC>.com 0-1 FCマスマス(OG)
| FCクリスタル・パレス イーグル | ムックムックFC@KC ガチャピン | $KING CLUB$ KING | |
|---|---|---|---|
| FCクリスタル・パレス 2位(1P/-2) | △ 1-1 | × 1-3 | |
| ムックムックFC@KC 3位(1P/-3) | △ 1-1 | × 0-3 | |
| $KING CLUB$ 1位(6P/+5) | ○ 3-1 | ○ 3-0 |
| FCマスマス(OG) マスマス | バリオーニ Rascal | H・S・KC モリ | |
|---|---|---|---|
| FCマスマス(OG) 2位(3P/-1) | ○ 4-3 | × 1-3 | |
| バリオーニ 3位(1P/-1) | × 3-4 | △ 3-3 | |
| H・S・KC 1位(4P/+2) | ○ 3-1 | △ 3-3 |
| ケンチ@SKブリストル ケンチ@SK | ハラボ~<FC>.com ハラボー | kitkeet/OG キトキート | |
|---|---|---|---|
| ケンチ@SKブリストル 3位(0P/-3) | × 1-3 | × 1-2 | |
| ハラボ~<FC>.com 2位(3P/+1) | ○ 3-1 | × 2-3 | |
| kitkeet/OG 1位(6P/+2) | ○ 2-1 | ○ 3-2 |
| FC NITRO サッキ・マルディーニ | Regius チョメ | フレッジ!!ADSL@ アダムス | |
|---|---|---|---|
| FC NITRO 1位(6P/+4) | ○ 3-0 | ○ 2-1 | |
| Regius 3位(0P/-5) | × 0-3 | × 1-3 | |
| フレッジ!!ADSL@ 2位(3P/+1) | × 1-2 | ○ 3-1 |
地元の北陸勢と、出場枠を求めて遠征してきた関西勢による戦いとなった北陸エリア大会は、プレイヤーのタイプがはっきりと2種類に分かれた大会となった。ディフェンスを厚くして守備的なチームスタイルで試合を進める関西勢のスタイルに対して、北陸勢のスタイルはパスサッカーを基軸にサイド攻撃を展開するというものだった。
北陸のプレイヤーはほかのエリアと比較しても攻撃やパスに対する意識が強いようで、5バックを採用している人が少なかった。それでも、ボランチを動かしてWGへのパスコースをカットしたり、チームスタイルを巧みに変更して中盤でプレスをかけるなど、ほかの地域では見られないようなサイド攻撃対策が見られた。守備のバリエーションは豊富だが、攻撃のスタイルは一貫してサイド攻撃というプレイヤーが多く、サイド攻撃が封じられたら、もっと速くWGにパスが回るように試行錯誤していたという印象だ。
チームスタイルは関西で流行っていた「アンチスピードスター」、「フィールド支配」、「ペナルティエリアブロック」と、北陸で流行っている(北陸エリア代表監督インタビュー参照) という「ムービングパスワーク」と「バイタルエリアプレス」を使っているプレイヤーが多かった。もちろん、複数のチームスタイルを使い分けているプレイヤーもいたが、多くても5種類程度で激しくチームスタイルを変更する人は少なかった印象だ。
なお、このエリアで一番の驚きは、キープレイヤーを設定しないプレイヤーが複数人いたことだ。操作ミスではなく、「守備重視」や「支配重視」をほかのチームスタイルと同じように試合展開に応じて使い分けていたのが新鮮だった。
北陸エリア大会に出場した16チームで使われていた選手を、各ポジション別に集計したランキングは以下のとおり。
全国各地で行われるエリア決勝大会のなかで、最も参加人数の少ない人数での開催となった北陸エリア大会。そのぶん使用される選手カードも少ないため、各ポジションとも1票の重みが大きく、DF部門以外2票あればランクインするという状況になった。
全部門通して最も票を獲得したのは、FW部門1位のカカ。全国的なカカブームは、ここ北陸も例外ではないということだろう。FW部門でカカのあとにはロナウド、サビオラと純ストライカーが続く。このエリアではWGタイプのFWより、CFタイプのFWのほうが好まれているようだ。
MF部門は4枚のカードが同率で1位になったが、なかでも注目したいのがシモンズだ。関西からの遠征組のプレイヤーは使用しておらず、北陸勢だけに絞るとかなり高い使用率となっている。また、『05-06』のシモンズを使用していたプレイヤーもいたので、実質的にはシモンズが1番人気のMFといえそうだ。
DF部門はMF部門よりも混戦で、1位には5枚のカードが同率で輝いた。全国的に愛用者が多いカードと顔を並べたアッガーは大健闘だろう。試合を見ていると北陸ではアッガーをストッパーとして使うプレイヤーが大勢おり、4バック、5バック問わずDMFとCBの間に配置されていることが多かった。
GK部門は票がバラけ、1票のGKも5位に入るという状況に。ただ、ブッフォンは2種類のカードでランクインしており、合計すれば5枚と抜けた人気に。北陸でもブッフォン人気は健在というところか。
1位の「アンチスピードスター」、2位の「フィールド支配」、同率3位の「ペナルティエリアブロック」は関西でも上位に食い込む人気を見せていたチームスタイル。北陸エリアは関西から近いこともあって、関西から遠征してきている選手もおり、この順位もその影響を受けたようだ。そのなかで同率3位に食い込んだ「ムービングパスワーク」は、北陸ならではの人気。ここ北陸でもサイド攻撃が流行っていたが、サイド攻撃でも「ムービングパスワーク」を使うのが北陸のスタイルだと、北陸エリア決勝大会を制した$KING CLUB$も語っている。
次点となったが、このエリアでは「守備重視」で試合に挑んだプレイヤーが2人いたことにも注目したい。この「守備重視」はキープレイヤーを設定し忘れたり、キープレイヤーを適性外の位置に配置したからなったものではなく、意図的に使いこなしているようで、なかには、1試合の半分以上の時間を「守備重視」で戦うといったプレイヤーもいた。
この大会に関するお問い合わせ:WCCF大会事務局 (E-mail:WCCF-Taikai@sega.co.jp)
(注意)上記イベントは都合により、予告無く中止・変更する場合がございます。予めご了承ください。
Top△