
中犬ハチ公も見守るJR渋谷駅から徒歩2分。都会の真っ只中、若者が集う街の一角に居を構えるハイテクランドセガ渋谷店にて、東京Aエリア大会は開催された。大会参加者は30人で、4人グループが6つ、3人グループが2つという形に分かれリーグ戦を行う。各グループから上位2名が決勝トーナメントに進出し、16人が2つの代表の座を求めて争うことになる。
日頃から対戦している顔なじみが多いためか、大会開始前は非常にリラックスした雰囲気。嵐の前の静けさといったところか、妙に落ち着いた空気が漂っていた。しかし、いざ抽選が始まると熱を帯びた鉄のように会場内は一気にヒートアップ。よく知っている顔が多いため、抽選のたびに一喜一憂の喚声があがった。
実力伯仲のプレイヤーが集まったリーグ戦はし烈を極め、勝ち点で上位2名が決まったのは半分の4グループのみ。そのなかでも、グループC、グループDは1位と2位が得失点差で争われる展開となった。グループBでは、勝ち点4で2チームが並び、得失点差の結果、フオリクラッセが2位抜けを果たした。同じく得失点差が明暗を分けたのが、グループH。こちらは3チームが勝ち点3で並ぶ混戦に。その結果、ボボ・ダイナマイツASPが1位、エル・エスパーニャU-5が2位で抜けた。さらに、激戦となったのがグループAとグループF。グループAでは、勝ち点6、得失点差+1でMAKOTO<DBH>2とRSCチャヤ&MVPペペが並んだ。もう一方のグループHでは勝ち点4、得失点差+1でトリスコケンゾウ<GG>とFC横浜vs<GOD>が同率で2位に。ここではトータルポイントの争いとなり、それぞれRSCヂャヤ&MVPペペとトリスコケンゾウ<GG>が決勝トーナメント進出を決めた。
トータルポイントでの勝負になるなど、想像以上の激戦となった東京Aエリア大会では、試合終了直前の失点や、逆に最後に1点を返したことなどが大きく結果に響いたと言える。






0人もの大人数で行われた東京Aエリア大会。会場は、東京Aエリアの代表を決める戦いを、ひと目見ようと集まった人であふれた。その数、およそ80人ほど。なかには、同時に行われていた神奈川Aエリア大会の会場にも足を運ぶ熱心なファンもいたとのこと。東京の『WCCF』熱も関西や九州に負けず劣らずのようだ。 。
16人トーナメントでは決勝に残った2人に全国大会への切符が渡されるため、準決勝が事実上の決勝戦となる。準決勝の第1試合は、アラミス<AMG>#10とハマナチオLL@TLJの1戦。アラミス<AMG>#10は、グループリーグを2勝1敗での1位通過。決勝トーナメントでは、1回戦、準々決勝ともに2-1と接戦の末、準決勝へと駒を進めたチームだ。ハマナチオLL@TLJは、グループリーグの初戦を5-1と快勝。そのあとはやや失速したものの、1位通過を決めた。決勝トーナメントでは、1回戦を2-1。準々決勝ではGKゾフの活躍もあり、PK戦を4-3と制して勝ち上がってきた。そんな2チームの戦いは激戦となった。前半開始早々、ハマナチオLL@TLJのリベリーが右サイドを突破してクロスを上げる。ここは、得点には至らないが、そのわずか5分後に同様の形からのクロスをカカがゴールネットに突き刺し、ハマナチオLL@TLJが早くも先制点を奪う。すかさずアラミス<AMG>#10も反撃を開始。前半19分、右サイドからオーウェンがクロスを上げる。これは逆サイドに流れるが、こぼれ球を拾ったルーニーが中央に折り返すと、それをオーウェンが沈め、同点に追いつく。キックオフ時には左に配置していたオーウェンを右に移動したのが得点につながった。そのあと、前半33分にはハマナチオLL@TLJのカカのシュートをアラミス<AMG>#10のGKカリッソがスーパーセーブ。これで流れがアラミス<AMG>#10に傾いたのか、前半43分にルーニーが決めて逆転に成功する。さらに、後半開始3分にも再びルーニーが決めて、アラミス<AMG>#10が2点をリード。しかし、この得点から逆に流れがハマナチオLL@TLJに。後半11分、左サイドをリベリーが突破してクロスを上げると、これをカカが確実に決めて、ハマナチオLL@TLJが1点差に詰め寄る。たたみかけるように、後半21分にもカカがシュートを放つが、これは再びアラミス<AMG>#10の守護神カリッソがスーパーセーブ。だが、ここで得たCKを途中出場のバネガが沈め、ついに3-3の同点に。
そのあとは互いに攻め続けるが得点を奪えず、ついに後半ロスタイム。ここで、アラミス<AMG>#10のオーウェンが近距離からラストチャンスとなるボレーシュートを放つが、ハマナチオLL@TLJのGKゾフがお返しとばかりにスーパーセーブを見せ、得点を許さない。CKもDF陣がはじき返し、勝負はPK戦へともつれこんだ。PK戦でも両GKが奮起。3、4本目を互いにセーブし迎えた6本目。ハマナチオLL@TLJのGKゾフがセーブすると、キッカーのプジョルがしっかりと決めて勝負あり。激しい試合内容とともに、緊迫のPK戦を制したハマナチオLL@TLJが全国大会進出を決めた。
もう1試合は、ASポルトフィーノ対トリスコケンゾウ<GG>の1戦。ASポルトフィーノはグループリーグの2試合目で、本人も厳しい試合だったと明かした、カンモンFCとの1戦を1-4で落とした。それでも、しっかりと3戦目は立て直し、2勝1敗の2位でグループ通過を決めるが、決勝トーナメントに入っても厳しい試合が続く。1回戦、準々決勝ともに1-1の同点で、PK戦に。守護神のV.バルデスの活躍で、それぞれPK戦を3-2、4-1と制して準決勝へと進出してきた。危ういようでもあるが、守護神のV.バルデスを中心とした守備と、多彩な展開を見せる攻撃陣はあなどれない。対する、トリスコケンゾウ<GG>もグループリーグでは苦戦を強いられた。1戦目を順調に勝利するも、2戦目は引き分け。さらに、3戦目は善戦及ばず敗戦という結果に。トータルポイントでの争いを制し、2位抜けを果たした。決勝トーナメント1回戦では、グループリーグで辛酸を舐めさせられたロンド・サギ<C.K>との再戦が決定。後半途中までリードを許すものの、勝負強さを発揮し、逆転勝利を収めた。準々決勝でも、後半途中までビハインドの展開から、逆転! 試合の展開を冷静に分析する力と、ここぞというときの勝負強さで準決勝へと駒を進めた。そんな両者による1戦は非常に緊迫した展開に。前半開始早々に、トリスコケンゾウ<GG>はサイドを突破したメッシがクロスを上げる、これはGKにキャッチされる。対するASポルトフィーノも、前半20分、28分にサイドを突破してクロスを上げる。しかし、トリスコケンゾウ<GG>のブッフォンの素早い飛び出しに防がれて、得点には至らない。中盤での攻防が激しさを増しているなか、迎えた前半ロスタイム。トリスコケンゾウ<GG>のメッシがサイドを突破して上げたクロスに、C.ロナウドがボレーシュートを放つがこれはポストに当たってゴールならず。決定的なチャンスを逃したトリスコケンゾウ<GG>と、命拾いしたASポルトフィーノ。と、ここで前半戦が終了。
後半も中盤での攻防が続くが、後半12分ついに均衡が崩れる。右サイドでボールを受けたASポルトフィーノのカカがダイレクトでクロスを上げる。すると、中央に待ち構えていたビージャがこれをゴールにたたき込み、ASポルトフィーノが先制点をあげた。すぐさま反撃に出るトリスコケンゾウ<GG>。後半18分、途中出場のリトバルスキーが中央にドリブルで切り込むが、GK V.バルデスの素早い飛び出しの前にシュートを打てず。そのあとも、お互いに策を尽くしての攻防が続くが、DF陣が奮起し得点を許さない。結局、後半12分の1点が決勝点となり、ASポルトフィーノが全国決勝大会へのキップを手にした。
決勝戦は激しい点の取り合いとなったが、F.トーレス、ビージャの活躍で、ASポルトフィーノが3-2と勝利。エリア大会突破とともに、優勝という名の栄冠も手中に収めた。受付時間ギリギリに駆け込みで間に合ったり、PK戦を勝ち上がるなど、優勝までの道のりは決して平坦なものではなかった。ASポルトフィーノの勝負強さ、そして運の強さが感じられた大会だった。
その他大会のこぼれ話や、取材時のエピソードは、電撃アーケードカードゲームブログをチェックしてほしい!


※3位決定戦:アラミス<AMG>#10 2-3 トリスコケンゾウ<GG>
| ニシマチFC<GG> ニシマチ | ハマナチオLL@TLJ ニシ | MAKOTO<DBH> ドンビキハンター2号 | RSCヂャヤ&MVPペペ ヂャヤ | |
|---|---|---|---|---|
| ニシマチFC<GG> 4位(0P/-6) | × 1-5 | × 2-3 | × 2-3 | |
| ハマナチオLL@TLJ 1位(6P/+4) | ○ 5-1 | ○ 1-0 | × 1-2 | |
| MAKOTO<DBH> 3位(6P/+1) | ○ 3-2 | × 0-1 | ○ 4-3 | |
| RSCヂャヤ&MVPペペ 2位(6P/+1) | ○ 3-2 | ○ 2-1 | × 3-4 |
| フオリクラッセ ユウスケ | BRABUS<cfc> ISO | ローマニアンダーワールド ローマニア | Daejifu ウシケン | |
|---|---|---|---|---|
| フオリクラッセ 2位(4P/+1) | △ 1-1 | × 1-2 | ○ 2-0 | |
| BRABUS<cfc> 1位(5P/+1) | △ 1-1 | ○ 2-1 | △ 3-3 | |
| ローマニアンダーワールド 3位(4P/0) | ○ 2-1 | × 1-2 | △ 1-1 | |
| Daejifu 4位(2P/-2) | × 0-2 | △ 3-3 | △ 1-1 |
| Les・bleus*3P チーノ | アラミス<AMG>#10 ボル | メッチャ大阪 メッチャ | ヨゾラdeバァースディ ファンビャーステン | |
|---|---|---|---|---|
| Les・bleus*3P 3位(3P/-2) | × 1-2 | × 0-2 | ○ 2-1 | |
| アラミス<AMG>#10 1位(6P/+3) | ○ 2-1 | ○ 3-0 | × 1-2 | |
| メッチャ大阪 4位(3P/-2) | ○ 2-0 | × 0-3 | × 2-3 | |
| ヨゾラdeバァースディ 2位(6P/+1) | × 1-2 | ○ 2-1 | ○ 3-2 |
| カンモンFC カゲ@カンモン | YOUNG STAR@3 NINJA | ASポルトフィーノ パウロ ソウザ | クイーンジェノバ<GG> タカ | |
|---|---|---|---|---|
| カンモンFC 1位(6P/+3) | × 0-1 | ○ 4-1 | ○ 2-1 | |
| YOUNG STAR@3 4位(3P/-3) | ○ 1-0 | × 1-3 | × 1-3 | |
| ASポルトフィーノ 2位(6P/0) | × 1-4 | ○ 3-1 | ○ 3-2 | |
| クイーンジェノバ<GG> 3位(3P/0) | × 1-2 | ○ 3-1 | × 2-3 |
| アルゼルティーナ江東 YUGO | HAWKS ミヤザキ | リアルバーチャAMG ブータン | B・ダイヤモンズ@YGS ヒロタカ | |
|---|---|---|---|---|
| アルゼルティーナ江東 3位(3P/-5) | × 0-3 | ○ 3-2 | × 0-3 | |
| HAWKS 1位(7P/+4) | ○ 3-0 | △ 1-1 | ○ 4-3 | |
| リアルバーチャAMG 4位(1P/-3) | × 2-3 | △ 1-1 | × 2-4 | |
| B・ダイヤモンズ@YGS 2位(6P/+4) | ○ 3-0 | × 3-4 | ○ 4-2 |
| トリスコケンゾウ<GG> ケン | シミッチ シミズ | FC横浜vs<GOD> ヨコハマ | ロンド・サギ<C.K> ロンド・ベル | |
|---|---|---|---|---|
| トリスコケンゾウ<GG> 2位(4P/+1) | ○ 3-1 | △ 3-3 | × 1-2 | |
| シミッチ 4位(1P/-4) | × 1-3 | × 2-4 | △ 1-1 | |
| FC横浜vs<GOD> 3位(4P/+1) | △ 3-3 | ○ 4-2 | × 0-1 | |
| ロンド・サギ<C.K> 1位(7P/+2) | ○ 2-1 | △ 1-1 | ○ 1-0 |
| アルフォース<GG> アルス | FCエデン<cfc> エデン | ウチノヨメサンガネェー マルチェロ | |
|---|---|---|---|
| アルフォース<GG> 1位(4P/+2) | ○ 3-1 | △ 2-2 | |
| FCエデン<cfc> 2位(3P/+1) | × 1-3 | ○ 3-0 | |
| ウチノヨメサンガネェー 3位(1P/-3) | △ 2-2 | × 0-3 |
| ラスボスDebisuGG ロボ | ボボ・ダイナマイツASP ボボ | エル・エスパーニャU-5 ナイアル・クイン | |
|---|---|---|---|
| ラスボスDebisuGG 3位(3P/-2) | × 0-3 | ○ 3-2 | |
| ボボ・ダイナマイツASP 1位(3P/+2) | ○ 3-0 | × 2-3 | |
| エル・エスパーニャU-5 2位(3P/0) | × 2-3 | ○ 3-2 |
東京Aエリア大会でもサイド攻撃がチーム戦術の基本というパターンが多く、片側から徹底的に攻める、という展開が非常に多かった。なかには3トップを中央に寄せて配置し、真ん中から攻め続ける男気あふれるプレイヤーもいた。
フォーメーションは4-4-2の中盤3ボランチか、5-3-2の守備的フォーメーションを使うプレイヤーが多かった。2トップは、WGの高い位置にドリブラーを1人、CFを1人置くというのが基本。だが、試合が始まると相手のフォーメーションに合わせてWGの左右を変えたり、DFを相手のWGにマンマークさせたりなど流動的に動かすので、決まったフォーメーションはあってないようなものだった。
チームパラメータは、6つを平均的に育てるバランス型よりも、1~2つ震撼させる特化型のほうが目立った。特化型で震撼させるパラメータは、支配とディフェンスのどちらか、もしくは両方のパターンが多かったようだ。これは、人気の高い「フィールド支配」、「アンチスピードスター」をランクSまで育てるためだと考えられる。反対に、奪取を震撼させているチームはほとんど見かけなかった。
選手使用率は1位が(02-03 RE)ヴィヴァス。人気チームスタイルの「アンチスピードスター」を持った選手で、ほかの大会でも人気の選手だ。2位にランクインした(07-08 WMVP)カカはレアなチームスタイル「フィールド支配」を持つ数少ない選手で、ドリブル突破力の高さからサイドで使われることも多かった。
今回優勝したASポルトフィーノは、出場者受付がしめ切られるギリギリで駆け込んできたプレイヤー。失格になりかけたが、「愛する妻のために」予選を突破し、そのままの勢いで全国の切符を手にした。
30人が参加した東京Aのランキングは以下のような結果に。
GKの第1位はカリッソ。目立った欠点というものがなく、安定感があるのが人気の理由だろう。2位には同率で2選手がランクイン。ブッフォンはほかのバージョンの同名選手も起用されていたが、 ITが使用率で上回った。V.バルデスはREのなかでも屈指の能力を誇り、飛び出しの速さや時折見せるビッグセーブが選ばれた要因だろう。
DFはほかのエリア大会でも人気のSBの選手が上位を独占。1位のヴィヴァスはスピードの高さを生かした守備が持ち味で、両サイドで起用できるユーティリティ性も魅力。レアカードのなかではF.カンナバロが圧倒的な人気。守備力が高く、スライディングでよくボールを奪ってくれる。
MFはリベリーがレア、REともにランクイン。どちらも攻撃の核としてサイドから多くの得点機を演出していて、時には自分でも中央に切り込んで得点を決めていた。同率1位のM.ディアッラは主に3ボランチの中央に配置して、中盤の守備の要として活躍。
FWはカカが第1位に輝く。トップ下で使われることも多かったが、WGに配置してサイドを突破させるプレイヤーも多く、どちらのポジションでも得点に絡む活躍を見せていた。
東京Aエリアは出場者が多いうえ、GK以外は、どのポジションも1位には10人前後集まるなど、起用される選手に少し片寄りが見られた。しかし、(02-03 IS)サネッティをWGで使ったり、(05-06 LE)マルディーニをボランチで起用するなど、あまり多く使われていない選手を個性的な起用方法で生かすなど、こだわりを持ったプレイヤーもいた。
チームスタイル使用傾向は右のような結果に。
「フィールド支配」は、このチームスタイルを持つ(07-08 WMVP)カカや、(05-06 WMVP)ロナウジーニョの使用率の高さに比例して、第1位に輝いた。「フィールド支配」を使用するプレイヤーはほかのプレイヤーと比べるとチームスタイルの切り替えがやや少なかったように感じた。2位の「アンチスピードスター」はサイド突破に対抗する定番のようなチームスタイル。相手にスピードの高いWGがいる場合、かなり多くのプレイヤーが使用していた。3位以下もペナルティエリア内の守備を固める「ペナルティエリアブロック」や、カバーリングの意識を高め、守備範囲を広げる「ワイドカバーリング」など、守備的なチームスタイルが続くところを見ると、多くのプレイヤーが守備を重視した戦いをしていたことがわかる。
東京Aエリアでは今までのエリア大会のなかでも、チームスタイルを切り替える頻度が高く感じられた。少ないチームでも最低2つのチームスタイルを使いわけていることが多く、1つに固定するチームはほとんど見られなかった。
この大会に関するお問い合わせ:WCCF大会事務局 (E-mail:WCCF-Taikai@sega.co.jp)
(注意)上記イベントは都合により、予告無く中止・変更する場合がございます。予めご了承ください。
Top△